ぎっくり腰と同様に、寒い季節になると『寝違え』の患者さんが増えてきます。
『寝違え』の原因としては、
・長時間同じ姿勢が続き筋肉が固まってしまっていた。
・無理な姿勢が続いた際に筋肉が固まる。
・疲労が溜まり、いつもより寝返りが打てなかった。
等があります。
寒い時期に起こりやすいのは、筋肉が固まりやすいのが原因です。
『寝違え』もぎっくり腰と同じように、なった後すぐに「やってはいけない事」があります。
それは「無理なストレッチ」です!!
『寝違え』の場合もギックリ腰と同様、炎症が起きています。
首はボーリングの玉と同じぐらい重たい頭を支えています。
また腰と違い筋肉が細く、首の筋肉にかかる負担大きいです。
痛めた筋肉をさらに追い込むようなストレッチは避けましょう。
基本的には首を無理に動かさずに安静にしてください。
まとめです。
・『寝違え』では無理なストレッチはしない!!
・『寝違え』も炎症が起こっている!!
・基本的には無理に動かさず安静に!!
やってしまった後は上記の事に気を付けて行動してください。
あくまでやった初日・2日目の対処法です。
3日目以降はまた異なります。
先日のブログでは、『ぎっくり腰』の時には温めたらダメな事をお伝えしました。
その他にも腰の痛みがひどい時にやってはいけないことが1つあります!!
それは「動かない事」です!
昔は『ギックリ腰』の場合は「2、3日は絶対に安静」というのが主流でしたが、今では「動いた方がいい」というのが主流になりつつあります。
もちろん、痛みが強い動きを繰り返すのは良くないです。
例えば前に屈むと痛いのにその動きを繰り返したり、捻ると痛いのにその動きを繰り返す。
やってはいけないのは、「ずっと同じ姿勢でじっとしておく」事。
痛いからずっと同じ姿勢でいると、筋肉が固まってしまします。
すると今度そこから動き出そうとするときに、痛みがひどくなってる場合が多いです。
なのでソファーにずっと座っていたり、寝る事はやめて下さい!
最低30分に1回は姿勢を変える様にしてください!
また仰向けやうつ伏せは腰にとって最悪の姿勢です。
出来るだけ横向きになって下さい!!
股の間にクッションを挟んだりすると楽に寝れると思います!
もし横向きもきつくて仰向けがいい場合は、膝の下にクッションを入れて膝を曲げましょう!!
就寝をする場合であればしょうがないですが、目が覚めている時はこの姿勢でも30分に1度は身体を動かすようにしてください!!
まとめです!
・『ぎっくり腰』でダメなのは「動かない事」!!
・ただし痛みの出る姿勢は避ける!
・最低30分に1度は姿勢を変える!!
・就寝するときは「横向き」!
・股の間やひざ下にクッションを入れるとより楽になる!!
あくまでも自宅で出来る対処法なので、それでも痛みが引かない場合は当院でも施術が出来ます!
寒い季節になると『ぎっくり腰』の患者さんが圧倒的に増えます。
今の時期は1日に2人から3人ほど方が『ぎっくり腰』の新患で来られます。
その時に話題に上がるのが
「お風呂に入っても大丈夫ですか?」
という質問です。
そもそも『ぎっくり腰』とは『急性腰痛症』と呼ばれ、筋肉や関節の部分に炎症が起こっています。
炎症が起こっているという事は炎症の5徴候(発赤・熱感・腫脹・疼痛・機能障害)が起こっています。
皆さんは熱が出た時にどうしますか?
おでこやわきの下などを冷やしたりすると思います。
『ぎっくり腰』も一緒でまずは痛みのある部位(患部)を冷やしましょう。
温めるのも間違いではありませんが、痛みが増す可能性が高いです。
なので、『ぎっくり腰』の時はお風呂につかる事は避けて下さい。
冷やす物も「湿布」では駄目です!!
湿布には冷やす効果はありません。ひんやり感じるのは湿布に入っている「メントール」の成分によって冷たく感じるだけです!
なので冷やす時はアイスノンや保冷剤などで冷やしましょう!
薄手のタオルなどでくるんで患部に10分~15分ほどです。
長時間冷やし過ぎると「凍傷」になる恐れもあるので気を付けて下さい!
昔は動かず安静にと言っていましたが、今は『ぎっくり腰』でも動いてもらいます!!
その話はまた今度に…。
まとめです!
・『ぎっくり腰』は冷やす!温めてはダメ!!
・『ぎっくり腰』の時はお風呂につからない!!
・温めると悪化する恐れあり!!
・保冷剤やアイスノンで10分から15分!!
急な痛みが出た時はこれらの対処をするようにしてください!!