人間の身体には無数の神経があります。自律神経とは、臓の働きや体温などの機能をつかさどるものです。
昼間や活動時に活発になる「交感神経」と、 夜や安静時に活発になる「副交感神経」の2種類があります。 この交感神経と副交感神経の二つのバランスが崩れることが原因で起きる様々な症状を、自律神経失調症と呼びます。
他の疾患がないにも関わらず、疲労感、倦怠感、便秘や下痢が続く、頭痛、耳鳴り、頻尿、肩こり、発汗異常、イライラや不安感、不眠、記憶力の低下、情緒不安定などが同時に複数起こる場合、自律神経失調症が疑われます。
主な原因としては、過度のストレスや不規則な生活習慣、睡眠不足が挙げられます。 また、猫背などの姿勢不良によって肩首回りや背中の筋肉が過度に緊張することで、交感神経優位の状態が続き、本来リラックスする時に優位になるはずの副交感神経がうまく働かない、といった原因も考えられます。
施術1・まずは患者さん自身がどんな原因から、症状が引き起こされたのかを問診とカウンセリングを行い、精神的なものなのか、肉体的なものなのか、神経的なものなのかを問診とカウンセリングによって見定めます。
施術2・原因が分かれば、それに対して筋膜リリース法、鍼灸治療、骨格矯正などその患者さんに合わせた最善の治療を選択し、自律神経系のバランスを整え、症状改善を行います。
施術3・症状が治まってきたら、その症状の再発を防ぐための身体づくりとして、 姿勢、睡眠、指導や自律神経系を整えるための生活習慣の改善を案内させていただきます。