寒い季節になると『ぎっくり腰』の患者さんが圧倒的に増えます。
今の時期は1日に2人から3人ほど方が『ぎっくり腰』の新患で来られます。
その時に話題に上がるのが
「お風呂に入っても大丈夫ですか?」
という質問です。
そもそも『ぎっくり腰』とは『急性腰痛症』と呼ばれ、筋肉や関節の部分に炎症が起こっています。
炎症が起こっているという事は炎症の5徴候(発赤・熱感・腫脹・疼痛・機能障害)が起こっています。
皆さんは熱が出た時にどうしますか?
おでこやわきの下などを冷やしたりすると思います。
『ぎっくり腰』も一緒でまずは痛みのある部位(患部)を冷やしましょう。
温めるのも間違いではありませんが、痛みが増す可能性が高いです。
なので、『ぎっくり腰』の時はお風呂につかる事は避けて下さい。
冷やす物も「湿布」では駄目です!!
湿布には冷やす効果はありません。ひんやり感じるのは湿布に入っている「メントール」の成分によって冷たく感じるだけです!
なので冷やす時はアイスノンや保冷剤などで冷やしましょう!
薄手のタオルなどでくるんで患部に10分~15分ほどです。
長時間冷やし過ぎると「凍傷」になる恐れもあるので気を付けて下さい!
昔は動かず安静にと言っていましたが、今は『ぎっくり腰』でも動いてもらいます!!
その話はまた今度に…。
まとめです!
・『ぎっくり腰』は冷やす!温めてはダメ!!
・『ぎっくり腰』の時はお風呂につからない!!
・温めると悪化する恐れあり!!
・保冷剤やアイスノンで10分から15分!!
急な痛みが出た時はこれらの対処をするようにしてください!!